令和2年度 戴灯式をおこないました。

令和2年10月16日、令和2年度の戴灯式が挙行されました。

今年戴灯式を迎えたのは、第18期生53名です。
今回のブログでは、戴灯式の様子を式の名称変更もあわせて紹介したいと思います。

今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、舞台上・客席共にソーシャルディスタンスを保って利用できるよう、会場を第2ホールに変更して挙行しました。

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☆『戴帽式』から『戴灯式』へ

 看護師の象徴ともいえるナースキャップ。衛生面への配慮から、実際の医療の現場ではほとんど見かけることはなくなりました。
 本校でもその風潮にあわせ、今年からはナースキャップを着けないこととし、式の名称も戴帽式から戴灯式に変えました。また、式の際に着用する白衣についてもワンピースからパンツスタイルに統一しました。これもジェンダーレスがうたわれる時代の流れに沿っての変更です。

☆戴灯の儀

 一人ずつ名前を呼ばれた戴灯生たちは、ナイチンゲールから蝋燭の灯火を戴き、全員で誓いの言葉を唱和します。

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 第18期生は「慈愛」「臨機応変」「笑顔」「信頼」「ONE TEAM」という5つの誓いを立てました。この言葉には、これから出会うすべての人々に真摯に向き合い接すること、そして時代や社会のニーズに応えられるような看護師になりたいという気持ちが込められています。第18期生のスローガンである『万里一空』の言葉にあるように、皆が同じ目標を見据え、努力を続けていくという決意の現われでもあるように感じました。

☆学校長式辞・来賓祝辞

 学校長式辞では、戴帽式を挙行しない学校も多いなか、一つの区切りとしてこの式典を行うことには意味があることを伝え、戴灯生たちにエールを贈りました。
 鹿児島県看護協会長様は、現在日本看護協会とともに取り組んでおられるSDGsのテーマを挙げられ、コロナ禍にある現在の医療の状況やこれから期待される看護師像もあわせ、温かく激励していただきました。
 当法人の会長からは、「戴灯式のしおり」に掲載されている戴灯生の抱負を読んでとても感動したこと、今日を忘れずに頑張ってほしいと温かいメッセージをいただきました。

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☆在校生代表お祝いの言葉(一部抜粋)

 2年生と3年生の代表学生からのお祝いの言葉を紹介します。
 今年は新型コロナウイルスの影響で日常生活のみならず学生生活もいろいろなことが制限されています。今までと同じようにはいかない状況に戸惑いが大きかったのは2・3年生の方かもしれません。そんな状況下でも共に学ぶ仲間や実習で出会うかもしれない患者様を思いやることのできる学生からのメッセージは心に響くものがありました。


~2年生より~

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 十八期の皆さんも入学してから、私たち同様不安な毎日でしたね。戴灯式を終えると十二月に基礎看護学実習Ⅰ-Ⅱを控え、皆さんは、どきどきしていると思います。私も緊張して実習初日の日は寝られなかった事を思い出します。
 現在、患者さまも、コロナウイルスの影響を受け、会いたい人に会えない状況でもあり、もちろん自身の病気の事など私たちが昨年実習させて頂いた時にはなかったさまざま不安な気持ちも抱えながら、療養していると思います。
 そういった気持ちに寄り添い、患者さまとの会話の中やふとした言動、表情で感じとり患者さまの気持ちを理解しようと常に模索し、患者さまにとって最善の方法を考え続けることが看護だと思います。
 1人の患者さんと丁寧に向き合いながら、心と体、全身で学び、実習させていただけることに感謝しながら、これからの患者さまとの出会いや、その時その時の場面を大切にしてほしいと思います。そして時には看護しているつもりになっていないか、振り返ることを大切にしてください。
 これから皆さんの「心の灯」は、ロウソクの明かりのように揺らいだり、小さくなったり、消えかけてしまうことがあるかもしれません。その時には看護の道を歩み切磋琢磨する仲間と灯を分け合って下さい。私達十七期生も全員で励ましあい、自分たちを奮い立たせ、仲間と共にひとつずつ乗り越えていきます。


~3年生より~ 
     
※実習と重なったため、録音でのお届けになりました。

 基礎的知識・専門知識を勉強し、実習を乗り越え、看護師国家試験を受けて同じ看護師になるという道に進む18期生の皆さんへお伝えしたいことがあります。私たち16期生は新型コロナウイルスの影響で臨地での実習ができず学内での実習も多かったですが、学内実習では臨地での実習と比べ、時間をかけてアセスメントしたり、看護計画を立てたり、グループメンバーと同じ事例の患者さんを通してお互いの意見交換ができたり、より時間をかけて1つずつ丁寧に考えて行うことができました。看護技術も1つ1つの手技に意味があるため、グループメンバーとお互いにチェックして確かめ合いながら行うこともできました。
 しかし、臨地実習での患者様に関わる時間がとても貴重だと感じました。コミュニケーションをとることや1人1人の患者さんに関心を寄せること、個別性のある看護を提供すること、患者さんをイメージするだけではなく患者さんに及ぼす影響など、五感を使って感じることがとても大切で、これらは臨地での実習でしか学べないことだと思います。一つ一つの実習を大切に患者さんと向きあってほしいと思っています。


 毎年行う戴灯式。式典自体を行わない学校も増えてきていますが、本校では看護師を目指す者としての自覚を促すため、本格的な実習が始まる前のこの時期に行っています。
 会場が違うと戸惑いもありましたが、さすがは鹿中看の学生です。持ち前の集中力と応用力で無事終えることができました。全体的に仲が良く、和気あいあいと学生生活を送っている18期生。これからの成長が楽しみです。