平成28年度 戴帽式をおこないました。

 10月7日午前10時より、鹿児島市民文化ホールにて、3年課程看護科の戴帽式が行われました。

 現在では、多くの病院が、清潔面や安全性の考慮のため使用していないナースキャップですが、看護師を目指す者としての情熱やプライドを認識し、人の命に関わっていく覚悟と責任感を意識してほしいという思いで、本校では1年生の病院実習に臨む前に、戴帽式を実施しています。

 多くの来賓・保護者・教職員・在校生の見守る中、学生一人ひとりが、ナースキャップをいただき、ナイチンゲール像から灯りを受け取り、誓いの言葉を唱和します。

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  その後、今村校長よりの式辞があり

  校長

  鹿児島県医師会会長や鹿児島県看護協会会長から学生への熱いエールをいただきました。

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  当法人会長から半年間の成長の様子とこれからの期待のお言葉をいただきました。

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  在校生代表によるお祝いのことばがありました。(以下一部抜粋)

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 『39名の皆さんおめでとうございます。私は実習で、看護師になりたいという思いを決意した患者様に出会いました。病気により言葉を話すことは重度に障害されていましたが、歩行は可能な方でした。受け持ち当初、学生の声掛けに対し患者様は眉間にしわを寄せ、首を傾げて、時には「う~あ~」とうなりながらベッド柵を揺らし、急に裸足のままベッドから降りようとされることもありました。
 このような患者様を前にして、知識や経験が不足している私は、どのように対応したらよいのか混乱していました。その時に、臨床指導者さんや先生から「焦る必要はないから、患者様をよくみてほしい。会話ができないことは、すべてを失っているの?」と問われました。私は、言葉を失う事への先入観が、患者様を理解する妨げになっていたことに気付きました。一見、うなり声に聞こえる発語もただ怒りを示しているのではなく、困惑した思いや喜びの感情が含まれているのだとわかりました。それからは、患者様の訴えのしぐさに気付き、患者様の力を引き出すことができました。そして、お互いの意思が理解しあえた時の患者様の安心された笑顔は今でも忘れられません。患者様と心が通じ合う瞬間を持てたときは非常に嬉しく、そのような体験をできたことが私の看護への力になっています。
 患者様やご家族はたとえ学生であっても看護職者として信頼してくださり、毎朝私たちを待っています。看護職者として責任をもって全力を尽くし、知識や技術・感性を磨き続けていきましょう。』

 

  保護者の皆様も見守る中、様々な方から温かいお言葉をいただき、式典を終えることができました。
 これから、始まる実習の中で、辛いことや悲しいことで悩むこともあるでしょう。1人前の看護師となった後も様々な壁にぶつかることもあるでしょう。そんな時にこの戴帽式の感動と決意を思い出して、看護に携わる者としての道を歩んでいってほしいと思います。

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